こんにちは、しょうりんです🌟
介護や障害・福祉の環境は、日々目まぐるしく変わっている今日この頃、厚生労働省より「ケアプランデータ連携システム」というものが公表されました。
↓介護保険最新情報Vol.1109(ケアプランデータ連携システム記載)
https://www.mhlw.go.jp/content/001005677.pdf
簡単に説明すると、居宅介護支援事業所と他の介護サービス事業所で、日々ケアプラン等のやり取りを行っていると思いますが、その業務をオンラインで効率化しましょう、というものですね。
普段はケアプランや実績表等を持参したりFAXで送付したりしています。持参した時に間違いが分かり改めて持参もしくはFAXするとか、FAXで送付したはいいが、滲んで見えない・・・という事が起きないという点でも時間が有効活用できると思います。
話の内容としては問題ないと思いますし、今からはDX(デジタルトランス・フォーメーション)の時代ですから、色々とシステム化するのはとても大切だと思います!
しかし、読んでいくと料金が発生する?その料金は介護給付費より差し引かれる?
年間21,000円で毎年発生する・・・・。
基本的には導入は各事業所に任せるという形になっていますが、いずれは全事業所が加入することになるのではと思います。
ただ、個人的に一言お伝えしたいが、ある程度歴史もあり売上が上がっており利益が出ている事業所であれば、いいかもしれないが、1人居宅のケアマネではどうでしょうか?
1人居宅はそこまで利益が出ない・・・むしろ業務内容等を考えればトントンか少し赤字だと思います。
しかし、日々担当者の方や事業所と連絡を取り合い、ご家族とも話をして、担当者会議やプランを作成する、モニタリングもしつつ支援経過も残さないといけない・・・。
担当する個々によって、関わる業務内容も変わってくるでしょうが、それでも一律給付費は決まっている。
そこに、とても効率的なシステムが公表されても費用が毎月かかる・・・というのは負担でしかないのではないでしょうか?
毎月にしてみれば1,750円なので「それくらい大丈夫でしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、塵も積もればなんとやらで、積み重なれば負担になる事業所もあるでしょう。
特に居宅はただでさえ、業務内容に比べて単価が低い気がします。
ケアマネがいないと各事業所はサービスも提供できない。であれば、居宅ケアマネの単価はもう少し高くてもいいのでは?と思ったりします。
また、処遇改善等もないので、他の事業所と比べてかなり不公平感があるとは個人的に思ったりします。
そのあたりをもう少し勘案した、システムの料金設定にしていただいてもいいのではないかと思ってしまう今日この頃でした。