こんにちは、しょうりんです!
今日は、現場が活気溢れるにはどうしたらいいか?
私なりに少しだけ感じたことを書かせていただきます。
先日、ある介護施設の代表の方よりご連絡があり、研修をしてほしいと言われました。
内容を聞くと「レクリエーションの研修」をしてほしいとのこと。
研修をすることで、職員にもレクを楽しく実施してもらい、施設を利用されるお客様、もしくは入居されているお客様に楽しんで過ごしていただきたいということでした。
ここで、皆様はどう考えますか?
私は研修するのは問題ありませんし、ご依頼であれば喜んでさせていただきます。
しかし、現場を活気溢れるようにしていくにあたり、レクリエーションだけが問題だと思いますか?
こちらの代表が言うように、レクリエーションの研修をすれば、お客様に対して実施できるレクの幅も広がり、バリエーションも増え、今までよりもお客様に刺激を持って過ごしていただけると思います。
でも、それは日々の業務がスムーズに回り、職員同士もストレスなくお客様対応ができる体制があってできるものだと思います。
逆に人手不足により日々の業務も滞っており、お客様に対して適切なサービスが提供できていない・・・等
このような環境で、レクリエーションの研修をしても、興味を持って聞いていただけないでしょうし、仮に聞いていただいたとしても、実践には繋がらないと思います。
なので、こちらから代表にご提案させていただいた内容は次のようになります。
・現場の管理者やキーパーソンとなる職員さんとの面談
・面談により、業務の内容やお客様の状況、人員等の把握
・面談により出てきた内容を精査して問題を提起
(精査した結果問題なければ、レクの研修を実施)
・問題点に優先順位をつけ、改善についての話し合いを実施
・現場で話し合った内容を、詳細に代表へ伝え優先すべき内容を伝える
・ある程度落ち着いた状況でレクの研修を実施
以上です。
コロナ禍の中で、福祉・医療・介護業界はどこへ行っても問題だらけだと思います。
お客様に対し、少しでも素敵な時間を過ごしていただくため、満足した生活を送っていただくために現場の方々はが奮闘されていると思います。
そんな中で、さらに「あれも追加してしないさい」「これもやって」と言っても、現場は混乱するだけです。
代表としては、すぐにでも改善に繋げたいと思いますが、人や環境は一朝一夕で変わるものではないと思います。
まずは根底にある問題を見据え、1つずつ解決をしていくことが、本当の意味で近道だと私は思います。