こんにちは!しょうりんです!
今日は”ちょこっとだけ”という感じで、事故報告について触れてみたいと思います。
疑問に思ったことを、ちょこっとだけ触れてみたいと思います。
どの介護施設や事業所、行政報告書も一緒ですが、介護現場で事故が起きれば、必ず「事故報告書」(名称は色々あるでしょうが)を提出すると思います。
この事故報告書には、殆どと言っていいほど「今回の事故の発生要因や原因」「今後の対策等」みたいな項目があると思います。
最近、相談いただいた事故の案件で「発生原因」と「今後の対策」の整合性がない事例があったので、皆様もお気をつけください。
誤嚥事故が発生した時の原因と対策です。
【発生原因】1人で食事をする際、駆け込むようにご飯を食べる。声掛けをしても止まらずそのまま食べ続けており、結果として誤嚥事故に繋がった。
【今後の対策】駆け込むように食べられている際は、声掛けをしてゆっくり食べていただく。
この内容を見て皆様はどう思われますか?
個人的に難しいことを言う方ではないので、ちょっとした事はあまり追及しませし、私がお伝えすることが、全て正しい訳ではないので、あくまで参考にしていただければと思います。
結論、声掛けをしても食べ続け結果として誤嚥事故に繋がったのに、なぜ対策が声掛けをしてゆっくり食べていただく・・・という事になるのでしょうか?
この対策を全員で共有して実施しても、多分同じ事故は起きると思います。
各施設や事業所の人員の体制や動線等によって色々と変わってくるとは思いますが、せめて対策としては「声掛けをしても駆け込むように食べる場合は、一度食事を制して口腔内の物がなくなるまで待つ」とか。
もしくは、そんなに時間を取れないのであれば、今回はスプーンで食べられていたということなので、普通サイズのスプーンではなく、小さめのスプーンに変更してみる・・・とか。
考えれば色々と出てくると思いますが、介護現場は多忙を極めるため、書類に時間をかけていられないのかもしれません。
しかし、全員が共有するものであり、命に関わるものであれば、しっかりと考え記録に残しておくことが重要だと思います。
考え方や事故報告書の重要性・書き方がマンネリ化している事業所もあるのかもしれません。皆様も事故報告を書く際は十分気を付けていきましょう。
ちょっと気になったので触れてみた!でした!