こんにちは☆しょうりんです!
今回は事故報告について触れていきたいと思います。
皆さんは介護の事故についてどんな考え方がありますか?最近は、介護事故についての相談案件が増えているので、考え方や内容についてお伝えしたいと思います。
あくまで、考え方の一つとして見られてください。
介護事故と言っても色々あります。例えば、転倒転落に関する事故、誤薬に関する事故、職員の見守り不足による事故、エスケープ(施設から1人で外に出てしまう)事故、誤嚥事故、虐待や身体拘束に関する事故等、探せば色々と出てきます。
また、ここでは触れませんが、殆どの事業所には「ヒヤリハット報告」というものがあると思います。大きな事故を防ぐ前に、もしくは大きな事故に発展する前に改善をしていこうというものですね。
皆さんは、日々現場と関わる中でどのような事故が一番多く発生しているでしょうか?
厚生労働省が平成30年にとったアンケート調査から見ると、一番多い事故は「誤嚥事故」、次に多いのが「転倒転落事故や誤薬事故」でした。
どうでしょうか?皆さんが一番身近に感じる事故が多くありませんか?
ぜひ、覚えておいてください。
では、皆さんが万が一事故が起きた現場に立ち会った場合はどうしますか?
なんにしても、まずは目の前にいる利用者の方(もしくは入居者の方)の安全が第一なので、ケガの状況や意識の有無等を確認すると思います。
ご利用者の状態によっては、周りの職員に救援を求め、救急搬送する必要も出てくるでしょう。
そんなことになれば、適切な判断等が求められるため、介護現場では定期的に研修が設けられ職員の意識の向上や技術の向上に取り組み利用者の方をお守りできるようにしています。「知っている・知らない」の違いは大きく、コンマ何秒という判断の迷いが、命を左右することもありますからね。
↓研修に関しても掲載してますので、時間があればこちらもご覧ください。
「いざ!という時はできるから大丈夫!」と思っても、事前に練習をしておかないと、いざという時に通用しない。避難訓練と同じようなものですね。
なので、大切な利用者の方を救うためにも、施設内部の研修は受講しつつ、外部の研修にも積極的に参加していきましょう。
話が逸れましたが、事故が発生し利用者の方を助ける為に対応したにも関わらず、事故が発生したこと(軽微な事故も含む)を報告しない方が多いようです。これはなぜだと思いますか?
理由としては次の3つだと思います。
①自分が起こした事故について責任を取らされたくない。
②事故報告を書く、内容を伝える=自分が責められるのが嫌。
③事故報告をすることで、上司に怒られるのが嫌。
どうでしょうか?
ちなみに、最近相談が多いのがこの「事故について報告を上げてこない」「事故が起きたのがかなりの過去で、ご家族からクレームになった」等です。
そして、ヒアリングをしてみると上記の3つが一番多かったということです。
では、なぜこんな事が起きるのでしょうか?
この続きは次回で、ご紹介しますね。