こんにちは!しょうりんです☆
日本全体で、急に寒さが厳しくなってきましたね。
コロナばかりが表に立っていますが、例年であれば「インフルエンザ」「ノロウィルス」「嘔吐下痢」等色々な感染症が流行してますよね。
今年は、コロナのおかげか、全員が常時マスクや換気・手洗い・うがいを意識しているので、インフルエンザ等の感染症が殆ど見られませんが、コロナ以外の感染症にも気を付けていきましょう。
今回は、リーダーや管理者、役職者に該当する方へ向けの内容になると思います。ご興味はある方はぜひご一読ください。
急に偉そうな題目ですいません。私が勉強好きという訳ではありませんし、本読んだり資料見たりして勉強しなさい、という意味でもありませんので誤解しないようにお願いします。
個人的な意見ですが、介護業界だけでなく、どの分野や会社でも、リーダー等役職を与えられている方は、その分野における多くの経験や知識を持ち、会社や社会に貢献した結果に応じて、役職を与えられることになると思います。
では、この経験や知識というものを身に付けるためには、どうしたらいいでしょうか?経験については、日々の業務を遂行し、成功や失敗を繰り返しながら身についていくものだと思います。では知識はどうしたら身に付くでしょうか?
私が考える限りでは次の方法があると思います。
①自分より知識がある人(上司等)に聞く。
②インターネットで調べる。
③その分野における専門書等を用いて調べる。
皆さんは分からないことがあると、普段どの項目で答えを導いていますか?
1項目ずつ確認してみましょう。
これは普段から皆さんがしていることではないでしょうか?特に「すぐに答えが知りたい」「調べている時間がない」という時は、この方法が適当だと思います。
しかし、常時この方法で答えに辿り着くと『聞くことで答えを出す』ことが当たり前になってしまい、自分の知識として蓄えていこうとしなくなります。
要は蓄えなくても、困ったらまた聞けばいいや・・・って感じになってしまうので、これでは意味がありません。
聞いた内容を忘れないようにメモに記入して、次に同じような事があれば、メモを見返すくらいの方であれば知識として身に付きどんどん成長していき役職に就くのでしょうが、ただ聞くだけの方は成長はなく、結果自分の考えや知識に自信が持てなくなり、昇格に繋がる可能性が低くなってしまうと思います。
悲しいことですが、コロナの後押しもあり、2020年ではテレワークを含め日本のデジタル化はすごいスピードで進化した気がします。
そして、殆どの方が持たれている”スマホ”は、電話を通り越して小さなパソコンですよね。いつでも気になることがあれば調べることができる環境にあると思います。
では、不明な事があれば「インターネットで調べる」というのはどうでしょうか?
これは、人に聞くよりも自分で調べ読むことで答えに辿り着くので、今の世の中の一般的な情報収集の方法ですよね。
しかし、介護や医療のような専門的なことになるとどうでしょうか?
専門的なこともネット上には沢山情報としてありますが、全部の内容が全く一緒ということがありますか?色々読んでいくと、小さな部分が少しずつ違ったりしていることもあると思います。
その為、色々なサイトの内容を読んで「総合的に考えてこの部分が一番重要だ!」「この人はこんな考えを持っているんだな!」と勉強する意味でネットを活用するのはいいと思いますが、個人的には正確な情報としてはまだ不足しているのだと感じます。
題名だけ聞いてみると「専門書で調べるのはちょっと・・・」と言われる方が多くいると思いますし、以前の私も全く同じタイプの人間でした。でも、立場が変わると自分でも勉強しなくてはいけないと考え、何か不明な点があれば意識的に専門書で確認をするようにしました。
それもあってか、今では介護の事業所にご支援でお伺いする際も常に専門書を持ち歩いて、気になる点があれば、すぐに調べられるようにしています。これを繰り返し行っていることもあって、介護に関する知識も豊富になりましたし、他の方から質問を受けても適切なアドバイスができるようになりました。
最初は、専門書を見ても、何が書いてあるのかさっぱり分かりませんでしたが、自分で調べなきゃいけない環境下にあったので、少しずつですが頑張って活用しました。
『継続は力なり』とか『環境は人を変える』とはよく言ったもので、繰り返し活用すると書いてある内容が少しずつ理解できるようになり、調べることで答えに辿り着くようになると、楽しくなってきたこともありました。
いきなり専門書と言われても抵抗があると思いますが、介護に関わらず自分が携わっている仕事の中で疑問が生まれたり、インターネットで調べていても分からないことが出てきた時は、ぜひ専門書を活用してみてください。
そこから、新しい発見と成長があるかもしれません。
ちなみに、介護事業で言う専門書とは「介護報酬の解釈」というものがあり、赤色・青色・緑色の3冊から成り立っています。
この3冊は3年に1回法改定がある度に更新され、介護保険事業の全ての法律関係等が記載されています。行政の方が実地指導に来る際も、必ずこの本を持参してきて、この解釈通りに指導・指摘を行っていきます。
その為、この内容さえ完全に網羅して実践をしておけば、実地指導で指摘され減算になるということも基本的にはないと思います(※まれに、地方自治体ルールのようなものもあるので、介護報酬の解釈を基本ベースにして、各自治体へ確認することが一番確実です)。
↓「介護報酬の解釈」を販売している社会保険研究所です。
http://www.shaho.co.jp/shaho/shop/bk/gLevel3.php?Lc=291&Mc=101
色々と書いてきましたが、絶対に専門書で調べた方がいいですよ!ってことではありません。
専門書を活用しなくても、インターネットで調べてすぐに分かることもありますし、人に聞いたことを忘れない方もいます。
あくまで、私個人としては、介護という特殊で法律等が複雑な分野にいたので、専門書を活用した方が正確で確実な答えに行きつくと思ったまでです。特に3年に1度更新されるので、常に最新の情報をアップデートしておく必要があるので、より専門書を活用した方がいいなと感じています。
最後に、最初の部分でリーダーや管理者、役職者の方向けと書きましたが、なぜだと思いますか?
私も以前の職場では、色々な役職をいただき、多くのエリアを管轄したりして、多い時は800人規模の職員を管理するポジションにいたこともあります。その中で、やはり上司に確認しようと思って、何人もの人が毎日連絡をしてきました。
そして、聞かれても分からない時に「職員の役に立てない上司ではいけない」と思い、聞かれて分からない事はすぐに調べて回答するようにしました。
そうすることで、自然と知識が身に付いたと感じます。
なので、趣味とか好きでもないものの知識や技術を身に付けようとは思わないと思いますが、好きでなくても「職員のため」「部下のため」「自分を頼ってきてくれている人のため」等、誰かの為に頑張るという気持ちで動けば自ずと調べるようになると思います。
分からないことを調べて、職員に伝える、という行為。
これはインプットした情報をアウトプットするという作業になり、人が確実に知識を増やす上で必要な工程のようです。本を読みインプットするだけでは、知識ではなく情報として消えていくようです。
(↓これがアウトプットの大切さを教えてくれた本です。読んでみてとても勉強になりますし、自分の行動を変えていけるものです。皆様もぜひ手に取ってみてください)。
なので今は「当時の会社や環境、職員がいてくれたから今の私がある。職員が色々聞いてくれたから、多くの知識が身に付いたんだ。」と思い、感謝の気持ちでいっぱいです。
リーダーや管理者、役職の立場の方には、私の以上の経験を頭の片隅でいいので置いていただき、職員から質問等されれば思い出していただければ幸いです。