こんにちは!しょうりんです☆
皆様、新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
昨年は、コロナ・・・コロナと言われる時代でしたが、今年はどうだろう?・・・と思った矢先に1都3県に緊急事態宣言を発出するようですが。
コロナ感染者を増やしてはいけない・・・。しかし、経済を回さないと、さらに職を失う方も出てくるかもしれない。
政府として、間を取ることなんてできないでしょうから、1つ1つの問題についてしっかりと向き立って対策をしていかなくてはいけない。十人十色色々な意見があるわけですから、全てをまとめることはできないでしょうが、それでも日本としてよい方向に進んでもらいたいと願う今日この頃です。
さて、今回は退職したい人の普段感じていることに”フォーカス”を当ててみましょう。
これを知ることで、退職したいと感じている職員さんへのアプローチ方法が変わり、退職を減らすことができるかもしれませんね!
ちなみに、なぜこのような内容を題材として掲げてみたのか?
それは、11月末~12月中旬にかけ、私のところに「退職したいんです」「もうこんな職場で働けません」「なかなか辞めさせてくれないんです」という電話が沢山かかってきたんです。
実際、12月は冬の賞与ということもあり、賞与をもらったら退職をしようと考えている方は多いと思いますが、現在はコロナ禍という環境下なので、退職しても中々仕事がないことを考えると勢いで退職される方は少ないんではないでしょうか?
では、なぜ介護職は「退職をしたい!」と言ってくるのでしょうか?
あくまで私が一方的に聞いた話を箇条書きでお伝えしてみますね。
①人間関係が悪い(一方的に怒られる)
②上司や他の職員とのコミュニケーションが取れない。
③入社したばかりだが、全く教えてくれない。
④上司に相談をしても、答えが返ってこない。相談しても意味がない。
⑤職員の出入りが多く、自分ばかりに負担が増えている感じがする。
⑥頑張った分だけ忙しくなる。帰りが遅くなる。自分の時間がない。
以上が、私が聞いている中でよく出てくる理由でした。
どうですか?もしかしたら皆様もよく聞いたことがある理由ばかりではないでしょうか?
特に現在はコロナ禍ということもあり、医療現場・介護現場は非常に緊張した環境であり、入居者様の対応1つとっても、とても気を使って対応していると思います。
その負担が日々大きくなり、精神的にキツくなってしまっているのかもしれません。
合わせて、そんな時だからこそ上司に相談したり、愚痴を聞いてもらったりすることで、ストレスや不安を減らすことができるのでしょうが、聞いた理由をみてもらうと分かりますが「相談しても返答がない」「コミュニケーションが取れない」「一方的に怒られる」等、本来負担を取り除いてくれる上司が、むしろ負担を増やしているケースも見受けられます。
しかし、介護施設であれば、上司である施設管理者としても責任ある立場なので、職員以上に精神的な負担がのしかかってくることも、また事実としてあります。
以上の問題が解決しないまま放置されると、次のような悪循環になるのではないでしょうか?
〇管理者は部下の相談を聞いてあげる余裕がない。
↓
〇その結果として部下がストレスや不安が貯まり働きたくなくなる。
↓
〇ストレスや不安がピークになり、退職をしてしまう。
↓
〇職員が退職するが、改めて募集をしても採用ができず人員不足。
↓
〇人員不足の負担が管理者に精神的・身体的なストレス・不安を与えてしまう。
↓
〇結果、施設管理者も退職してしまう可能性が出てくる。
あくまで、これは私個人が今までの経験を基に、勝手に考えていることですが、事実あることだと思います。
では、介護職員の退職を防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか?
その一番いい方法としては「上司は部下の話を聞いてあげること」です。
介護施設で働いている方は、基本的には高齢者の方が好きです。自分が退職していなくなることで、入居者の方に迷惑がかかるのではないか?職員の負担が増え帰りがさらに遅くなるのではないか?等を常に考えています。
その為「嫌になったからすぐに辞めよう!」といった無責任なことは決してありません。
ストレス・不安が積み重なって自分ではどうしようも処理できなくなったことで、退職するという行動に出てしまいます。
よって上司は部下の言動や行動を常に気にかけておくことが重要です。
普段の行動や話し方1つを気にして「いつもとおかしいな?」と感じたら、早めに声を掛けて色々と聞いてあげてください。
その繰り返しが「私のことをよく見てくれているな」「僕のことを心配してくれているな」という気持ちにさせ、退職させない環境作りになります。
ただし1点注意が必要です。
上司の方は「おかしいな?」と思って声を掛けたあと、自分が一方的に話をしてはいけません。必ず相手に対し質問する形で話をして、本人の不安の原因等を引き出してあげましょう。
そして、その原因に対して初めて意見を伝えてあげることが重要です。
そんなことで退職が減るわけがない・・・と思われる方も多いかもしれませんが、あくまでこれは私が実践してきた方法であり、その結果私が担当していた施設では退職者は2年以上出ませんでした。
現在は、コロナ禍ということもあり、環境が違うこともあるでしょうが、職員の不安を取り除くということについては共通していると思います。
管理者の方は大変だと思いますが、ぜひ実践をしてみてください。
コロナ禍で医療現場・介護現場で働かれているすべての方に感謝申し上げます。
日本を支えていただき本当にありがとうございます。