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介護現場に復帰で40万円!? 2年で免除とは!?

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 みなさま、こんにちは!『しょうりん』です。

先日、厚生労働省から、介護現場に復帰する経験者に対して、最大で40万円貸し付けますよ!という、方針が固まったようです。

今回はこれについて触れていきます。

 

ここで参考にできること

1、そもそも、この40万円ってなに?
2、対象者は誰になるの?
3、”貸付”は返済しないといけないのでは?
4、まとめ

 

1、そもそも、この40万円ってなに?

 

 この40万円というのは、厚生労働省がこれまで全国で行っていた介護福祉士修学資金等貸付制度の再就職準備金貸付事業」という、内容の貸付金なのです!

 

簡単に言うと、介護職としての知識や経験を持っている方が、再び介護の仕事に就くことをサポートするための貸付制度ということですね。

 

以前は、介護の仕事に復帰するための準備費用として、最大20万円(※一部地域では最大40万円)を貸付していました。

 

今回はこの制度の内容が拡大されて、全国一律で最大40万円の貸付をしてくれるそうです。

 

準備費用といっても、金額や内容は自分で決めていいようで、基本的に使い方は自由なようです。一応、仕事に使うかばんや自転車、バイクの購入費用、転居に伴う敷金礼金等を想定しているようです。

※一部地域というのは、介護分野の有効求人倍率が高い首都圏や東日本大震災の被災地など14都道府県とのことです。
なお、2018年度の貸付実績は596人とのことです。

 

↓【厚生労働省 ~再就職準備金のご案内~】

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188098.html        ※2020年6月16日時点では、方針が確定した段階なので、厚生労働省のホームページには以前の内容が記載されています。お間違えのないように。

 

 

2、対象者は誰になるの?

 

 結論から申し上げると、対象者は次の通りです。

 

〇介護福祉士や介護職員初任者研修、実務者研修、介護職員基礎研修、ホームヘルパー1級・2級課程のいずれかの資格を取得しており、現場経験(介護事業所等での勤務経験)が1年以上ある人。

〇介護保険サービス事業所等において介護職員等として再就職した者。

〇あらかじめ都道府県福祉人材センターに氏名及び住所等の届出を行い、かつ実施主体が定める再就職準備金利用計画書を提出した者。

 

よって、社会福祉士等は対象外となるようです。

 

また、実施自治体によっては、離職後から3ヶ月間空いてないと申請できない等条件が違ってきますので、利用してみようかな?と思われる方は、必ず皆様の住まれている自治体の内容を確認されてください。

※先程ご紹介した厚生労働省のホームページに問い合わせ場所が記載されているエクセルがありますので、参照されてください。

 

 

3、”貸付”は返済しないといけないのでは?

 

 こちらも結論から申し上げると、基本的には返済しなくてはいけません。

ただし、介護職員として2年間業務に従事することで、返済は全額免除されるとのことです。

 

なぜ、このような制度があるのでしょうか?

 

理由としては様々あるのでしょうが、一番の理由としては、介護現場で働く職員が不足しており、このような準備金を用いることで、介護現場へ復帰してくれる方、または長期に渡り介護の仕事を続けてくれる方を募集しているのではないでしょうか?

 

介護の仕事を退職される方の理由は様々あるのでしょうが、このような施策が少しでも今の介護事業の人手不足を改善し、利用されている方のサービスの質の向上に繋がると嬉しいですね。

 

 

 

4、まとめ

 

 今まで介護の仕事をして、一時ブランクがある方や復帰しようとしている方については、このような再就職貸付は本当に嬉しい話だと思います。

 

特に、2年間働くことで、貸付額が全額免除されるのですから、世間一般の職業より給与額が低いと言われている介護の仕事をする方にとっては、願っても無い話です。

 

ただ、皆さん・・・考えてみてください。

 

この再就職貸付事業についてご存じでしたか?

 

先程もお伝えしましたが、2018年の貸付実績は596人です。全国で596人ですよ?

 

1年以上介護の仕事をしていた方が、一度退職して再入社するケースが全国で596人・・・少ないと思いませんか?

 

このような素晴らしい制度も一部の人しか知らないのでは意味がありません。ぜひ、沢山の方に知っていただき、介護経験ある方が復帰する際は、この制度を活用してもらい、介護業界に戻ってきてもらいましょう!

 

それが、今後の介護業界のイノベーションに繋がっていくことを願っております。

 

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