みなさま、こんにちは！『しょうりん』です。
最近は、全国的に新型コロナ感染が増えており、特に高齢者施設や障害者施設に
おいては、対応に追われ大変だと思います。現場の第一線で働かれている介護職
員や看護職員の方々がいて、皆様が平和に暮らせています。
ぜひ、働かれている皆様も体調には気を付けてお仕事されてください。
今回は上司について考えてみたいと思います。
一般的な会社の上司と違って、介護事業所の上司（役職者）は、何に気を付ける
べきなのか？皆様も一緒に理想の上司を想像してみましょう☆
１．介護事業所の上司って？
介護職員の方が求める上司とはどのようなものでしょうか？
まずは企業や事業所によって『上司』というものが誰を指しているのか？とい
ことですが、一般的にいうと「フロアリーダー」「介護リーダー」「（副）主
任」「（副）施設長」「管理者」といったものでしょうか。
会社が大きくなると「課長」や「部長」「常務」「専務」といった方もでてくる
でしょうが、ここでは事業所を中心に考えていくので、前者の話で進めていきま
す。
２．介護現場が求める上司とは？
私の経験から申し上げると「現場に手伝いに来てくれる」「職員のお願いは何
でもすぐに聞いてくれる」「困っていたらすぐに助けてくれる」「嫌なことは全
て上司が対応してくれる」等１つでも該当すれば、それは介護現場が求める”良い
上司”ではないでしょうか？
理由は現場の”困っている！”を助けてくれる救世主のようなものだからです。
それは現場からすれば、とても嬉しいことですよね！
でも、ちょっと待ってください！？
本当にこれが求める上司といえるのでしょうか？
３．本来の上司の仕事とは？
上記のようなことは、上司というよりは、普通のお助けマンであり、内容によ
っては役職が付いていない介護職員でもできると思います。
会社に勤めており、役職をもらったからには、会社の考え方と方針を把握した上
で、それを職員へ伝えて意識を高めていく、一緒の目標に向かって頑張れるよう
にすることが重要になってくると思います。
なので、現場のことに目を向けるのはとても重要なことではありますが、役職を
担うものとしては、もっと違う方法でアプローチをしなくてはならないと思いま
す。
４．では、アプローチの方法とは？
先程もお伝えしましたが、介護では現場が第一です。
ご利用されている高齢者の方がいかに安全で快適に、楽しく過ごしていただける
かを考えながら動く必要があるからです。
しかし、その環境を提供するために、サービスの質を向上させるために色々と突
き詰めていくことで、現場で働く介護職員達に負担がかかってしまいます。
その結果、時間内に業務が終わらない、やることが多すぎてご利用されているご
高齢者の方と接する時間がない、やりたい事ができない・・・等々を理由に退職
が増え、人員が減ることで役職者が介護職員として実務に入り続ける日々が増え
る悪循環に陥ってしまうのです。
よって、役職者については下記の事を意識してみるとよいと思います。
〇職員とのコミュニケーションを意識する（１日１回は話をする）。
〇週に１回もしくは月１回は他の役職者とミーティングをする。
〇会話が一方的にならないようにする（傾聴するくらいの気持ちで）。
まずは、上の３つを意識していきましょう。
５．まとめ
介護は人と人とが触れ合う、交流する職業です。
工場みたいに流れ作業で黙々と仕事をするわけではありません。
相手がいれば、色々な考え方から嫌になったりすることもあります。
そういう意味では、役職が付いている職員は、ご入居されている方と職員、もし
くは職員同士の潤滑油になるべく、動くことが必要だと思います。
また、現場で働いている職員の方の「隠された想い」というのも引き出し、それ
を改善してあげる必要もあると思います。
そうすることが、結果として働きやすい職場環境に繋がり、退職も減ると思いま
す。
皆様の事業所はどうでしょうか？
今の時代だからこそ、介護に携わる人が増えてきますので、気を付けるべきでは
ないでしょうか？
では、またの機会にお会いしましょう☆
